新居では、いままでの2~3000円のやつじゃなくて本格的な薪ストーブを使いたいと思い、ストーブや煙突をいろいろと調べていたのだが、まともに購入したらものすごく高くつくことが判明した。へたをすると100万円くらいかかる。アメリカやヨーロッパからの個人輸入も考えたが、「これだ!」というデザインにも出会えなかったので自分で作ろうと決意。
ストーブ本体が必要になるのはまだまだ先だが、煙突の屋根出し部材は来週早々に屋根を張る時点で必要になるので、ステンレスで作ってみた。
3D-CADが無いのでイラストレータで展開図を起こし、プリンタで出力、ステンレス板を切り抜いて溶接。
雨が漏れるようではまずいので念入りに溶接していたら、どんどん板が反ってきて、完成したときには使い物にならないくらい反っていた(笑)。しばらく板モノの溶接をしていなかったので、勘が鈍っていたようだ。冷静になって考えると、普通にTIG溶接したらこのくらい反るのは当たり前なのだった。
これでは話にならないので、あっさりと「負け」を認め、しかたなくメーカー品を購入。値段はなんと63000円!(高!!)。レーザ溶接なので熱による変形が極端に少なく綺麗に仕上がっている。これはまねできない。
あぁ…レーザ溶接機が欲しい…。レーザ溶接機があれば、作れる物の幅は広がる。でも普通に1500万円くらいする。1500万円あればもう1件豪邸が造れる。買えるわけない。
届いた品物を見ると板厚0.4mm、円筒部分はレーザ溶接で、立ち上がりの根元部分は、プレス加工で折り曲げて雨仕舞いした上に円筒を被せてスポット溶接の点付けになっていた。なるほど、うまく処理している。が、いずれにしても機械生産じゃないと無理だ。