大多喜町の環境センターで500円で買った自転車はおよそ30年前の「FUJI自転車」製。他にもっと新しい自転車はあったが、これを見つけたときに「これだ!」という感触があった。
FUJI自転車はホームページによると100年以上の歴史があるらしい。この自転車、作りがしっかりしていて、ハンドルやチェーンカバー、リム、泥よけなど錆びやすい箇所は全てステンレスを使用している。極めつけは今ではもう見かけなくなった「ロッド式ブレーキ!!」。もちろんロッドもステンレス。しかも前輪は普通のリムブレーキだが、後輪は雨や劣化に強いサーボブレーキを採用しているという素晴らしさ。おかげでホイールの動きはメンテナンスせずとも完璧。ブレーキもワイヤーのように伸びたりしないので、30年経っても調整の必要もない。ライトは前が2灯、後ろは赤いランプが上下に付いていて交互に明滅する。配線を修理したら見事に点灯。
錆び付いた前かごを外し、ボディの塗装面に出た錆をカップワイヤーブラシで塗装ごと剥がして塗装しなおした。かごはステンレス製のものを購入。ブレーキシューとタイヤとチューブも交換して、結局1万円弱かかったが、同じ値段で買えるような安物の自転車に比べたら断然こちらの方が良い。
ピカピカになった自転車に乗って子どもは明日から新学期だ。