今朝大学に行くと、あちこちで削岩機の音が炸裂していてまるで戦場のような有様。すぐさま大学を後にして、大学院生のヤクボくんと秋葉原へ電子工作に使う工具を買いに行った。北海道出身の彼は秋葉原が初めて。あふれかえる電子部品の山に興奮を隠しきれない様子。
テスタや半田ごてなど一通り購入してから、意匠展を見るために表参道へ。駅構内で3年生の前田君を発見し、3人でお昼を食べてから会場のMODAPOLITICAへ。雨がみぞれに変わり、凍えながらようやく会場に到着。あいにくの天気にも関わらず会場は大盛況。何人かと話をして、次は一人で横浜美術館へ髙嶺格展を見に行く。性をモチーフにしていたり、シリアスな内容でもユーモラスであったり、やはりダムタイプだなあ、と妙に納得。
図録をぱらぱらとめくっていると、「ダムタイプのORはS/Nと比べられなければ決して悪い作品ではなかった。」という一文を発見。あの頃は誰もが「S/Nの次の作品」という見方をしていて、自分も含めて多くの人がORに幻滅したと思うが、冷静に考えると確かに悪い作品じゃない。ちょっと酷な見方をしたのだなと思う。昔ダムタイプを見て初めて「パフォーマンスとは何か」ということが分かった気がしたが、髙嶺さんの作品もそれと同じ感じがある。パフォーマンスという手法がぴったりとはまっていて、なかなか面白い。
電車の中で環の会報告書の編集作業をしながら帰る。
暖かくて花粉がたくさん飛ぶよりも、寒くて凍えている方が良い。
今日はまだ酒を飲んでいない。