Katayama Takatoshi Weblog
ものの価値とは何か
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秋も深まり、今年もココファームワイナリーから収穫祭の案内が来た。時々ここのワインを箱買いしているので毎年案内をもらっているが、なかなか行けずにいる。日本のワインで美味しいものにはなかなか出会わないが、ここのワインは文句なしに美味しい。ボルドーのような重厚さは無いが、日本ならではの新鮮な美味しさがある。この美味しさに惚れて買っているが、実はここのワイナリーにはもう一つの顔がある。もともと知的障害者の自立を目指して作られたワイナリーなのだ。働いている人の大半は知的なハンディを持った人達で、逆にだからこそ仕事をごまかさずに真面目に取り組むことができるとも言える。ここの葡萄畑は今まで一度も除草剤を撒いたことが無く、急斜面のためにトラクターも使えないが、人の手で手間を掛けて葡萄を育てている。当然大量生産はできないし、扱っている店も少ない。しかし、そうやって利潤を追求することを第一の目的にしていないことで美味しいワイン作りが可能になっているのだろう。

しかし、こういう素晴らしいワイナリーで作られた本当に美味しいワインがおかしな形で紹介されているのを目にすることがある。「障害者支援の為に」「社会福祉の為に」あるいは「社会貢献の為に」…ココファームのワインを飲みましょう。というような形でだ。

そういう言葉を耳にする度に、少し腹立たしくなる。いったい何様のつもりなんだ? そんな紹介のしかたをされたらせっかくの素晴らしいワインが台無しである。はっきり言うが障害者が作ったものでもダメなものはダメだし、良いものは良いのだ。

ダメなものはどんな背景があろうとも買ってはいけないのではなかろうか? 逆に言えばどんなに最低なクズ人間が作ったものでも良いものには価値があるし評価されてしかるべきである。どんな場合でも「もの」はそれを作った人間から自立すべきなのだ。
by katayama_t | 2011-10-24 23:26 | Life
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by katayama_t
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