ベランダの一部が雨ざらしなのがずっと気になっていた。外壁の木材が傷む前にひさしを取り付けなければと思っていたが、物置を作ることが先決で伸ばし伸ばしになっていた。それが、先日から作業を始めて昨日ようやく完成。
ここはもともと設計段階で屋根を一部伸ばしたいという希望を持っていたが、構造をやった大工が「できない」と言うのでしかたなく後から自分でやることになった箇所。「できない」というのは「面倒だからやりたくない」ということなのだろうが、無駄にプライドだけが高い大工だったので、そのまま大工の言い分を通した。
先週いつものように年中無休の江澤木材で杉の角材を仕入れて、接着剤と120mmのコーススレッドで固定。「こんな構造で大丈夫だろうか?」と不安ではあったが、風で飛んだら、またやり直せばいいだけなので、その辺はあまり気にしないことにした。
そして昨日。ボンドが乾いたところで、いよいよ屋根のトタンを貼る作業。工事用足場がないので、どう考えても、この角材の上に乗らなければ作業できない。もし作業中に壊れたら地面まで落下して大ケガすることはまず間違い無いが、自分が乗って大丈夫かどうかというのは案外分からないもの。そこで自分の体重を粘土の量に換算してみた。いつも30キロ入りの袋で粘土を買っているので30キロなら想像がつく。それを2袋分乗せることを想像してみた結果『まったく問題無い』という結論。
材料を屋根に上げて鳶用の地下足袋を履きいよいよ作業。かなり怖い状態での作業になったが、30分ほどで無事に終了。これで少なくとも自分が生きている間は外壁を補修する必要は無いと思う。