Katayama Takatoshi Weblog
類は友を呼ぶか
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締め切りが迫っているがどうしても大学関係の仕事をする気がおきない。いや、考えてみれば大学関係だけでは無くて紙に向かったりコンピュータに向かったりする仕事が嫌いである。いくら締め切りが迫っているとはいえ、貴重な休日を椅子に座って頭だけを使って過ごすのはとても苦痛だ。

私はとにかく何かを作っていたい。毎日何かを作って暮らせればそれが一番幸福だと思っている。何かというのは家具でもいいし、野菜でも料理でもいい。とにかく何かを形にしたいという欲が強い。そして時々は『作品』も作らなければ精神の健康が保てない。

最近大学でよく訪ねてくる2人組の学生がいる。訪ねてきてもほとんど実のある話はしないのだが、そのうちの1人が先日会うなり履いている靴を見せて「これいいでしょう〜」「自分で作ったんですよ〜」と言ってきた。『どうせどこかの教室に通って教えてもらいながら作ったのだろう、おばさん臭い趣味だな』などと勝手に思っていたら、そうではなくて、道具も無いなか見よう見まねで夜な夜な作っていたらしい。夜中に金槌の音がうるさいと苦情も来たという。とんでもないバカだ。

少し興味を持って、いつも一緒にいるもう1人の話も聞いてみた。先日から木製のスプーンを作りたいと言ってきていたので「刃物も研げないあなたにはムリです」と言って適当にあしらっていたのだが、もしやと思い、「どうしてそんなことしようと思ってるの? 買えばいいじゃん」と言ってみると、案の定そんな軽い話ではなかった。身の回りの物をすべて自分で作りたいと思っているらしく、今は綿を育てていて、それを紡いで糸にして織って着る物も自作したいという壮大な計画を着々と進めていた。こちらもあきれたバカである。

こういう途方も無いバカがどうして自分の周りに集まってくるのか実に不思議である。私が大学でやっている学部の授業では基礎造形的なつまらない話しかしていないし、私が彫刻家だということも特に話してはいない。ましてや、家を作っているとか器を作っているという話もほとんどしていない。それでも何か同類の臭いがするのだろうか? 私は人に影響をあまり与えたくないので意識的に自分の話をしないように心がけているつもりなのだが、もしかしたら自分が思っている以上に自分の内面は周囲にばればれなのかもしれない。
by katayama_t | 2013-05-04 00:26 | Life
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記録すること。すべて過ぎ去ってしまう前に。
by katayama_t
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