秋夕(チュソッ)が近いからか、ここ2〜3日夜になると派手に花火が上がっている。民族衣装を着た人たちもちらほら見かけるようになったし、昼間は小型ジェット機が旋回して空に弧を描いていた。音はすれども姿は見えずって感じでやっとみつかるほどはるか上空だったけどすごい爆音。
それで思い出したけど、いつだったか沖縄の嘉手納基地で深夜・早朝の戦闘機離発着の中止を要請してたけどその後どうなったのかなあ、と思って検索してみたら、あらら、まだやってるらしい。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200609191700_01.html
こんなの日本政府がちゃんと動けよ、って思うけど、今の政府ではまあ無理だな。
ジュゴンの海を埋めてヘリポートを建設するという計画も、全国紙やニュースではもうぜんぜん記事を見かけないけど、沖縄の新聞に基地のことが載らない日はない。辺野古では今でも海上ヘリポート反対の座り込みが毎日続いているし、国会前でも毎週2回行われているのだ。
この計画が明るみに出た当時はよくニュースでも取り上げていたが、これは絶滅危惧種に指定されているジュゴンの生息地である沖縄県名護市辺野古の沖合に米軍再編に伴い新たにヘリポートを建設しようという無謀な計画だ。97年に行われた住民投票の結果は過半数が反対というものだったにも関わらず法的な拘束力は無いからと、日本政府はヘリポート建設案をアメリカ側とさっさと合意してボーリング調査などを進めている。それも環境アセスの評価が出る前からだが、これってOKなの?と思って調べてみたら今の環境アセス法ってのは実施段階のアセスで、計画段階に踏み込んでいないとか、このアセスにはゼロオプション(計画中止)がないとか、ボーリング調査が対象になっていないとか、「開発のための免罪符」だと揶揄されてるとか、要するにざる法だとかいろんなことが分かった。
やれやれだ。