先日、授業で教えていた陶芸作品を焼いて窯出しした。
学生達も初めてにしてはまあまあの出来で満足したようだ。陶芸というと菊練りができるようになるまで何年も修行するなんて話をよく聞くが、そんなことをしていたらその間に情熱が失せてしまうので、教えてくれと言ってくる学生には私はいきなりろくろを教えることにしている。先に陶芸の面白さを知れば、菊練りの練習も苦にならない。
洋皿のような「カチッ」とした器は型で作った量産品を買えばよいと思うが、和食器、特に手に持って使うような器は直接手で作ったものの方がよい。
へたくそでも手を使って1つ1つろくろで轢いた器を使ってみればもう安物の器は使えなくなるだろう。