やれやれ疲れた。昨夜はまた泊まりだった。
銀座で飲んで初対面の人達とたくさん話をした。
普段ほとんど人と話をしないので、たまにはこういうのも良い。
いろんな人と話をすると世の中の現象に対し自分の感じていることは、他の人も感じているのだということがわかり少し心強くなる。
かつてパリのカフェで芸術家や作家たちが交流していたように、画廊はいろんな分野の人を繋げる役割を担っている。建築家や音楽家、美術評論家、デザイナー、文化人類学者、哲学者など普段出会わないような方達と話ができる機会は画廊に行かなければあまりない。
それにしても美術をやっている人達は年齢がわからない。昨日も隣に座っていた美術家と話をしていて、「もう定年退職した」なんて話を聞いて、「定年?」「60歳?」と何度も聞き返してしまった。どうみたってそんな年齢には見えないし、見方によっては私よりも若い。
そのやりとりを聞いていた東崎さんが「だって好きなことしかやってないんだもの」なんて言うが、そういう単純なものなのか?
「ダリコ」の秋山祐徳太子さんも先日巷房に訪れたが、元気そのものでとても73歳には見えない。まあ、あの方は特別かもしれないが。