Katayama Takatoshi Weblog
ムカデと蚊帳とセキュリティ
d0094333_105884.jpg昨夜布団の下からムカデが顔を出したので今日からムカデ対策用の六面蚊帳を吊る。例年はもう少し暑くなってから吊るのだが、今年は雨が多いせいかムカデの出るのが早い。

蚊帳の中に入るとムカデに襲われる心配が無いのでホッと安らぐ。古い家では必需品だが、古い家じゃなくても蚊帳というのはどんなに窓を開けようとも虫が入ってこないので気持ちがいい。都会ではそういうわけにはいかないだろうが、この辺では家に鍵をかけなくても問題ない。鍵をかけないまま何日も留守にすることもあるが、うちに泥棒に入っても金目の物は何も無いので放っている。

こういうことは私が子どもの頃はあたりまえだった。私が生まれ育ったような田舎では家に鍵をかけるなんていう習慣が無く、訪ねていった家が留守だったら上がって待っているというのが普通だった。ずうずうしいヤツは冷蔵庫からビールを出して飲んでいたり勝手にお茶を入れて飲んでいたり、炬燵の中で寝ていたりしたものだ。

少し前になるが、建築家の工藤和美さんが設計した学校がテレビで紹介されていた。教室と教室の境に間仕切りが無く、職員室の代わりに間仕切りのない職員ラウンジ、おまけに学校自体にも周辺地域との間に仕切り(塀)がないという過激な建築で、学校のあり方や、建築のありかたというものを考えさせられた。ここではセキュリティを高めるためにあえて壁を作らず四方八方どこからでも学校の内部がよく見えるようにしている。固く門を閉ざし監視カメラを置くというような発想とは正反対と言っても良い。本来学校というのはセミパブリックな場所であるはずなのだ。外部からの侵入者を物理的に防ぐことだけが、セキュリティを高める方法ではない。子どもの精神面を考慮しても今までの学校のように価値観の固定した閉ざされた空間に子どもを置きつづけることによる弊害を回避することも広い意味での大きなセキュリティなのではないか、と思う。
by katayama_t | 2008-05-26 00:17 | Life
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記録すること。すべて過ぎ去ってしまう前に。
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