土を作るために置いた古畳がだいぶ朽ちてきて、そこからヒラタケがたくさん生えてきた。昔の畳なので中に木の皮が入っていて、どうやらそこに菌がいたようだ。いい香りがするし、ちょっとちぎって食べてみるとまぎれもないヒラタケの味。でも、間違えて毒キノコだったりしたら怖いので、いろいろと調べてみた。
ヒラタケによく似たキノコに「ツキヨタケ」という毒キノコがあり、食べると死ぬこともあるらしい。見分け方は、柄を裂くと中心に黒色のシミがあるのがツキヨタケということだが、希にシミが無いものもあるらしい…。
じゃあ、どうすればいいのだ? ともっと良く調べると、ツキヨタケは夏から秋にかけて見られるキノコで、ヒラタケは晩秋から春にかけて見られるということがわかった。
今の季節は夏なのか、春なのか? というところが迷うところだが、しばらく前から生えていたので、まあ、春だろうということにして、たくさん摘んで帰り、家族の皆は嫌がって食べないので一人で、ニンニクとオリーブオイルで炒めて食べた。
実に旨い。毒がある場合は30分から1時間で効いてくるらしいが、2時間くらい経ってもまったく何ともない。
まだたくさん生えているので、次はパスタに入れて食べてみようと思う。