棟上げの日程が決まった。
17日(金)大安。
今日は土台の設置作業。基礎のアンカー位置に合わせて土台に穴を開けていき、ナットで締め付ける。こういうのは現場で合わせなければ絶対に合わない。
17日が過ぎたら後は自分で建てていかなければならないが、まだ外壁の板を横に張るか、縦に張るか迷っている。
家のデザインを決めた時には相じゃくり加工を施した杉板を縦に張っていくことを想定していたが、木表を外側にして加工しているため、反ってくると板と板の間に隙間が空く(板は木表側に反るのだ)。そうすると横殴りの風雨で水が入り込む可能性が高い。
縦ではなく、横に張っていけば板が反ってきても下からの吹き上げ以外は雨が入らない構造になるし、むしろ隙間が無いよりも反ってきて隙間が空いた方が毛細管現象が起きず雨が入りにくい。
でも、相じゃくりの横張りだと、面がフラットになるため、今ひとつ外観が貧弱に見えるような気がする。
そこで、今考えているのが、昔の木造校舎によく使われていた「南京下見張り(別名イギリス張り)」だ。上下で少しずつ板を重ねていくので立体感が出て力強い印象。釘は重ねのすぐ上に1本ずつしか打たないので、板が縮んできても割れる心配がない。
「あれはどうやっているんですか」と大工さんに聞くと、真ん中の図のように板の厚みを上下で変えているのだという答えだったが、これじゃあ自動鉋がかからないし、高くつくだろう。
そこでいろいろと調べてみると、右のような張り方もあることがわかった。釘を打つ箇所の下に空間が空いているのが不安だが、これなら材料はただのフラットな板だけなので安く上がるし、雨が入り込む心配もなさそう。
いざやるとなると、具体的に決めていかなければいけないことがたくさんある。