Katayama Takatoshi Weblog
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まいまいつぶろ
d0094333_1233296.jpg私がお茶美時代にたまに行ったショットバー“まいまいつぶろ”に二十数年ぶりに行ってみたくなったが、残念ながら閉店してしまったよう。ものすごくものすごく残念!

その頃は、お茶美から千代田線の新御茶ノ水駅まで毎日その店の前を通っていたが、最初はそこに店があることにまったく気づかなかった。おそらく何年もあの前を通っていてもまったく気づいていない人は多いだろう。入口は間口半間弱のドアがあるだけ。看板も目立たず、店の存在を知ってからも気をつけていないと通り過ぎてしまう。あるとき、ふとそこにドアがあってどうやらバーがあるらしいことに気づいたのだが、しばらくは入る気が起きなかった。扉を開けるとなんだか得体の知れない深淵があるようでどうにも勇気がでなかったのだ。しかし、その場所を発見してからは毎日気になってしかたがない。あるとき、意を決して扉を開けると、そこには大人の世界が広がっていた。

店に入っても注文を取りに来るわけでもなく、マスターの手が空いた隙に何か注文を頼まないと延々と何も起きない。傍観者のままである。何か頼むと言ってもメニューはほとんど選択肢が無く、トリハイ(トリスハイボール)とソルトピーナッツが定番。後から入ってきたサラリーマンにならって、注文を頼むと返事も無いまま注文の品を作り始める。自分のような若造でも客として認識されたことが、なんだか少し嬉しかったのを覚えている。

いつ行ってもサラリーマンで賑わっていて、商売というのはこれでも成り立つのだということが衝撃だった。“これでも”というのは単価がすごく安いのである。ウイスキーを飲んで、つまみを食べても500円以上払うことが無かった。単純にお酒を飲むためだけの大人の場所。まいまいつぶろが閉店してしまったとは、やはりとてもとても残念なのである。
by katayama_t | 2011-09-30 23:59 | Social
日本的空間
三十三間堂の平面性について話していた。あそこに置かれた観音像は立体だけれども、見せ方としては限りなく平面的。日本的な価値観は平面性の中にこそある。改めてスーパーフラットなどと言わなくても、昔からずっとそうだったのではないかという話。

そこで三十三間堂の画像を検索すると、実はこの2つよく似ていた。
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高校時代のある日、レコード店に行ったらYMOの「増殖」がずらっと並んでいた時の笑撃! YMOがどの程度「日本」を意識していたのか知らないが、もしかしたらこれは三十三間堂のパロディなのではないか? と今日思った。

「警察だ! 麻薬現行犯で逮捕する、開けろ。」「えっ、だあれ〜」
あれには笑った。懐かしい。
by katayama_t | 2011-09-28 23:59 | Art
敷居取り付けなど
今日は長女が高熱で寝込んでいるので、次女と長男を小学校へ送迎するため仕事を休み空き時間で家作り。

和室のベランダ側にいずれは障子を入れたいので敷居を取り付けることにした。なぜかベランダのFRPが室内にまで来ているので、そのまま敷居を載せると傾いてしまう。考えた結果、側面に板を貼り、水準器で水平をとってスペーサーを入れてネダボンドで接着という方法をとった。サッシも上下で5mmほど位置がずれて取り付けられているので、ぴったり納めるのは無理。大工はこういう場合コーナーに隅木をあてて隙間を隠してしまうが、なるべくそういう小手先は使いたくない。最初から隙間など空かないようにきっちりと測って取り付ければ良いのだが、そういうあたりまえの神経が行き届いていない。実にいい加減な仕事。
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次にトイレの手洗いを使えるようにするため、配水管を取り付けた。コーナーに設置するタイプの手洗いの配水管はどれを使えば良いのかとホームセンターのおじさんに聞いたら、プラスチックのものしか合わないと言われ、しかたがなく買って来たが、どうも気に入らない上に長さが短い。どうしても取り付ける気にならないので、ダメ元で金属製の配管を買って来た。明らかに合わないが、ゴムパッキンとナットを取り外したら、なんとか合わせられそう。コーキング剤を間に入れて下に支えを入れて接着。床と壁の木材にこの金属の質感は合わないが、それでもプラスチックよりははるかに良い。
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日が短くなった。早く電気を通さないと。
by katayama_t | 2011-09-27 21:03 | Construction
黒いfiatに栄えるように
被災地へも都内のデモにも行けなくてとても残念で悔しい思いをしているが、一人でも意思表示はできるので、車に貼るためのステッカーを作っている。
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↓こんな旗を作ったら右翼が怒るかな?(笑)
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もっとも最近は何が右翼で、何が左翼なのかもよくわからなくなってきた。右翼と称する人達は主に核兵器が持てるポテンシャルを維持するために原発に賛成の立場だが、皇居や靖国神社のある首都東京まで汚染されている現状をどう理解しているのか謎である。怒りを向ける矛先を間違っているとしか思えない。国というのはそこに住む人の集合だ。人を大事にしないで国を守るなんてことはできない。国には実体がない。実体があるのは徹底的に人なのだ。
by katayama_t | 2011-09-26 22:32 | Social
浄化槽稼働
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今日、浄化槽を本格的に稼働させた。今まで稼働させなかったのは、単純に使い方が分からなかったからだ。施工した業者に電話をしても、頭がおかしいのか、まったく話が通じず腹が立つばかりだし、その業者に発注した工務店に電話しても、専門外だからわからないのかあやふやな受け答えばかり。工務店と施工業者がケンカして今は両者に取引は無いらしく、そのことが問題をこじらせている。子どもじゃあるまいし、まったくバカげた話である。

こうなると腹をくくって自分でなんとかするしかない。
まず施工前に自分で撮っていた写真を頼りに浄化槽のメーカーと機種を特定し、メーカーのsiteから維持管理要領書や図面を落とした。

しかし、それらは当然のように業者向けに書かれていて、今ひとつ分からない。もっと根本的なところで、使い方や届け出の必要性などが分からないので浄化槽の管理をしているらしい公共施設「環境センター」に電話してみたのだが「業者を通せ」の一点張りで、まったく埒があかず、しかたがないので使い方をネットで調べて自力で稼働させた。届け出方法は結局分からないので無視。

構造やしくみが分かればたいしたことはないのだが、最初は何が何だかわからず、深い霧の中を手探りで進むような心持ち。家造りに関する他の様々な技術、例えば電器や水道、塗り壁の仕上げなども、業者にまかせるのが「普通」で、ネットで検索しても「素人でも出来る」タイプの情報ばかり。私が欲している本格的な木造住宅を作るためのノウハウを記述したような有用な情報はほとんど出てこない。

情報がないので、何をやるにもまずよく観察し、しくみを理解してある程度自分で考えていかないと一歩も先に進めない。ホームセンターの店員も、ただ部材を売っているだけで、腹立たしいほど知識が無い。分からないなら分からないと言えば良いものを、知らないくせにテキトーなことを言うのでまったくタチが悪い。となると頼るは巷の職人達だが、これがまたろくなのがいない。素人が施工をするのを快く思わないのか、全然協力的じゃ無いし、どうしても分からないのでしかたがなく金を払ってやってもらったとしても、とても腕が悪い。やりかたさえ分かればはっきり言って自分でやったほうが数倍うまくできる。電気屋やら水道屋やら工務店やらと看板は掲げているが、ごく一部を除いて向上心も知識欲も無く全然プロフェッショナルじゃない輩がいかに多いことか、家造りを通じてよく分かった。

そんな中、一番頼りになったのは、知識欲が旺盛で何でもこなすが、職人ではない人達。今お付き合いさせてもらっている江澤木材の社長さんも、大工ではないが、何でも自分でこなしてしまうし、大工以上にいろんなことに長けている。話を聞くとやはり職人は大事なことは教えたがらないから、いろんなやり方を覚えるのにずいぶんと苦労したらしい。あるときには、どうしても分からない塗装法があって、塗装屋にいくら聞いても教えてくれない。で、どうしたかと言うと「しかたがないので、そこの工場へ行って納品書をかっぱらってきて、どんな薬剤が納品されているのか調べて、ようやく自分でできるようになった。」とのこと。江澤さんの口癖は「私はねえ、自分が苦労したから何でも人に教えますよ、分からないことがあったら何でも聞いてください。」実に頼もしい。

さて浄化槽である。浄化槽は、微生物を利用して家庭排水を浄化し、キレイにしてから最後に塩素消毒をして排水するシステム。微生物を生かすためにエアーを送り続ける必要がある。使い始めには、まず水をいっぱいに張って微生物の粉末(シーディング剤)を入れて、固形の塩素を消毒タンクに入れてエアーを送れば準備完了。このエアーポンプが魚の飼育用によく盗まれると聞いたのだが、送るエアーの量はかなりのもの。こんなものを魚の飼育に使うとはちょっと考えにくい。考えにくいが、実際に盗難被害が出ているようなので、いずれ何らかの方法で家の基礎に固定する予定。
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電気も水道も排水も目処がついたし、もう一息で引っ越しができる。
by katayama_t | 2011-09-24 23:07 | Construction
トイレのドアを取り付け
トイレのドアを取り付けた。2mのドアってどうなんだろう? と思っていたが、玄関のドアが重厚だからか、つけてみるとそれほど違和感はない。ドアの取っ手も自作。こういう凹凸の入ったコンクリート用の鉄筋を装飾的に使えないものだろうかとずっと前から思っていたが、ようやく実現。
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風呂場・洗面所の戸も取り付けた。タダでもらってきた中古の建具を取り付けたのだが、これがものすごいミスマッチ(笑)。
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扉やコンセント、ライティングダクトなどいろんなテイストの物が混然としていて、だんだん理解不能な笑える感じになってきた。面白い。
by katayama_t | 2011-09-23 18:35 | Construction
原型納入
作品の原型を納入してきた。鋳造をお願いしたのは岡宮美術鋳造所。場所を探しながら車をゆっくりと走らせていたら、歩道になにやら銅像が出ている一角があり、すぐに分かった。車で横付けすると快く出迎えてくれた。中に入っていくと所狭しと彫刻が置いてある。外に出ていた銅像はおそらくそれを出さないと作業スペースが確保できないのだ。どんな分野でも日本の技術を支えているのはこういう小さな町工場。こういう所が世界に誇れるほどの仕事をしている。

作品の仕上げについて一通り打ち合わせをした後、工房の中を見て回る。人の手の跡がそこかしこにあり、なんだかなつかしい古巣に帰ったよう。久しぶりに「美術」の薫りを味わって胸が温かくなった。美術っていうのは徹底的に手作業なんだよなと改めて思う。ずっとこういう雰囲気から遠ざかっていたが自分はこういう場所が大好きなのだと気づく。無駄が無く丁寧な手作業は素晴らしい。ずっと一人で作品を作ってきたが、こういう信頼できる工房と共同作業で作品が作れることは新鮮でとても嬉しい。
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by katayama_t | 2011-09-22 22:23 | Art
ぴゅうたろう日常
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最近は新居にいる仔猫の方ばかりかまっていて日中家に誰もいないので、ぴゅうたろうが寂しがっている。一人で引き戸を開けられるのに、戸の前で「にゃあ(開けて)」と言ってちょこんと座っている。開けてあげるとゆっくりと出て行くのだが、しばらくすると今度は外から「にゃあぁ」。また開けてあげると中に入ってきて、またしばらくすると戸の前で「にゃあ」。その繰り返し。

このごろは、納屋の中に裏の方から入っていって、中から「にゃああ(開けて〜出られないよお)」というゲームをしている。開けてあげるとまた裏に回って、納屋に入り込みドタバタと音を立てながら表の扉の方まで来て、中から「にゃああ」。だだっ子である。

それにしてもぴゅうたろうは大きくなった。写真の床板の幅が115mmだからしっぽを入れずに測っても頭からお尻まで60cm近くはある。獣医さんも驚きの大きさ。

大きくて感情も複雑で、ぴゅうと付き合っていると種は違えども心の交流をしている感じがする。仔猫はかわいいけど、なにか物足りない。やっぱり成熟した大人の猫がいい。人間と同じである。
by katayama_t | 2011-09-21 21:34 | Life
プリントゴッコが消える!
理想科学が来年いっぱいでプリントゴッコの消耗品販売を終了するらしい。パソコンやプリンタの普及によって08年には本体の製造・販売を取りやめていたが、消耗品の販売も低迷を続け、いよいよ35年の歴史に幕を閉じる。

発売当初はまだパソコンが無い時代。家庭で簡単に印刷ができる装置として人気を博したが、美術関係者の間ではただの印刷機ではなく「シルクスクリーン印刷」が簡単にできる装置として注目された(…と思う)。シルクスクリーンと言えばあのアンディ・ウォーホルが使ったのと同じ技法である。そんな本格的な装置が家庭用に販売されているということに少なからず衝撃を覚えた。

私は今でも年賀状制作に愛用しているが、インクの物質としての厚みや滲みなど、インクジェットには絶対に出せない質感がとても良い。それになによりも金や銀、白などの特色が自由に使えるのが素晴らしい。こういうとてつもない製品が無くなっていくのはなんとも淋しい限りである。
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by katayama_t | 2011-09-20 23:09 | Life
制作4日目
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本体を接着して今日もひたすらパテ埋め作業。一度塗って乾いたらもう一度塗って、サンドペーパーで磨いて、薄くなったところをもう一度塗って、磨いてという繰り返し。形が甘くならないように、一度に厚みをつけず、薄く重ね塗りをしていくのだが、これが結構な手間。しかし、原型がしっかりしていないと鋳造後の修正に何倍も時間がかかるので、ここが正念場。一日中立ち仕事なので足が棒のよう。

夕方休憩時にネットのニュースを見ると、脱原発デモがすごいことになっていた。約6万人集まったそう。明治公園に人が入りきらず、デモの列からあふれた人もたくさんいたらしい。こういう歴史的なデモに参加できなくて残念。
http://mainichi.jp/select/wadai/graph/20110919/1.html
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by katayama_t | 2011-09-19 21:13 | Art


記録すること。すべて過ぎ去ってしまう前に。
by katayama_t
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