Katayama Takatoshi Weblog
床のワックスと祭りの季節
1階部分の床は全て貼り終えたが、貼った先から子ども達が汚していくのでワックスをかけることにした。お金がないので一般的な白木用ワックスにしようかと思っていたが、ロイヤルホームセンターへ行くと白木用のワックスはオスモカラーのものしか扱っていない。またの機会にしようかと帰りかけたのだが、よく考えると1階部分の床は食べこぼしを拾って食べたり、寝転んだりすることもよくあるので、自然素材のものが良い。自然素材と言えばやはりオスモカラー。オスモカラーの信頼性は抜群だ。…ということで、「エイヤッ」と奮発して買ってしまった。2.5リットル入で22800円也。高!! 翌日カインズホームへ行ったら数千円安く売っていたのを見て力がぬけたが、まあ良い。物事には勢いというものがある。
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道具類を片付け、掃除をして、乾いたぞうきんにワックスを取り、床に刷り込む。ワックスは秋の蜂蜜くらいの堅さで扱いやすいが、思いの外木材に染みこんでいくので、塗り延ばすのに結構力がいる。
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1度塗りをした後、壁板を買いに江澤木材へ行った。ここの社長は休日も休んだことが無いというくらい仕事好き。会う度に「もうだいぶできた?」「楽しいでしょう!」と声を掛けてくる。そういえば、ものづくりに関わっている人はニコニコしながら「楽しいでしょう?」とか「いいなあ」とか言うが、自分でものを作らない人は、気の毒そうに「大変でしょう」とか「どうして?」などと言う。それを見て逆にその人のことが気の毒になるが、でもそう言ってくれる気持ちも分からぬではない。他にもいろいろ仕事があるのでとっても忙しいのだ。作業自体はとても楽しいし、時間が許せばずっと作り続けていたいが、単純に「楽しい」と言えないくらいたくさん仕事を抱えている。その結果どれもこれも中途半端で、どれもこれも不満。忙しさだけが残る。やれやれ、なんというつまらぬ生活。
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2時間置いてからもう一度塗ると品の良い艶が出てなかなか良い感じに仕上がった。
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帰りに大多喜の街中で御神輿に出会った。沿道に人がまばらというのは淋しいが、こういう行事には結局1度も参加しないまま大多喜を去ることになりそうだ。月1回のペースで開かれている部落の集会にも5年間いて結局1度しか出なかった(ああ、なんという付き合いの悪いヤツだ!)。もっと落ち着いて土地に根ざした暮らしがしたいものである。毎日往復100キロ以上車で走って通勤なんてどう考えてもバカげている。
# by katayama_t | 2010-09-26 22:32 | Construction | Trackback | Comments(0)
いつ終わるともなく
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「もう住んでいるんでしょ?」とよく聞かれる。
しかし、実はいつ住めるようになるのか、まだ見当もつかない。

自分で家を作るってのは、思ったよりも金と時間がかかるのだ。もっと安く、速くやる方法はいくらでもあるし、業者に任せてしまえば見えない箇所は安い材料で簡単に仕上げて、接着剤を多用して、表面は綺麗に仕上げ、見栄えを良くして、20年持てばOKとしてしまうだろうところも、自分でやるとなるとそうもいかない。
そりゃそうだ、20年後に補修、40年後に建て替えなんてゴメンだ。その頃には死んでるだろうけど。

自分が生きている間だけ建っていれば良いという考え方もあるだろうが、私はそれでは嫌なのだ。この世の中に何かを産み出すのなら、それは世の中を良くするものでなければいけないと思っている。すぐにゴミとなってしまうような物を作るわけにはいかない。「作品」と同じように「家」として自立した物を作りたいと思っている。

50年後、100年後のことを考えると、できるだけ長くもつような材料を使いたいし、施工をしたい。とは言っても、私ははっきり言って貧乏である。腐りにくいしっかりした良い材料を使いたいと思うが、そうもいかない場合も多い。どこで妥協するか常に葛藤しながら作っている。

とりあえず、今年中に引っ越しは無理な予感。
ネックは電気だ。壁を貼らなければコンセントがつけられず、コンセントをつけないまま電気を流すのは、配線が剥きだしのままなので非常に危険である。
ということは、急いで壁を貼らなければならないが、壁を貼るためにはまず床を貼らなければいけない。つまり、ほぼ完成させなければ引っ越せないということだ。…。

当初は住みながら壁を貼ればいいや、と思っていたが完全に誤算だった。というわけで、ほぼすべての事が思うようにいかない。まあ、それが人生というものか。
# by katayama_t | 2010-09-22 18:18 | Construction | Trackback | Comments(0)
奈落で匍匐(ほふく)前進
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今まで階段と床との接地面を何も留めていなかった。要するに階段は途中の柱に留めただけで、上り下りしていた。
ずっと暑かったからツナギを来て下に潜るのを躊躇していたのだが、もうすっかり秋の気配がしてきたので今夜意を決して潜った。
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久しぶりの床下はやはりとっても動きにくい。ハイハイするほど高さは無いので、這いつくばって進む。目的の階段下までやってきて、ビスを打ち込むも、1本打ったところでお決まりの電池切れ(笑)。バッテリーを取りに一度地上に戻り再び奈落へ。
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90mmのビスをしっかりと打ち込み、ついでに電気配線の確認をしているとだんだんと床下が心地よくなってきた。外界から遮断されたような狭くて暗い場所は妙に落ち着く。しばらく横になって外の音に耳を澄ましていると、この世界の外に出てしまったような不思議な感覚に襲われる。そしてしだいに緊張がほぐれていくのがわかる。

時々はこうして奈落に潜るのも良いな。自分を見失いそうになった時など。
# by katayama_t | 2010-09-15 23:59 | Construction | Trackback | Comments(0)
風呂場作業開始
風呂場の床下を作っている。
こういう場合普通はどうするのか、どうすれば良いのかまったく知識が無いが、要は給排水が出来て湿気が風呂の外へ漏れなければ良いということだろうと思うので、自分で構造を考えた。
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まず給水管と排水管を敷設して、床下に木材を組み、床と壁にベニヤを貼り、その上にFRP。そしてラスメタルを貼り、モルタル+タイル。天井はプラスティック板。という仕様にするつもり。
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バスタブからの排水は外に漏れないようにゴムのパッキンを使ってピッタリと合わせることにした。あちこちでちょうど良いものが無いかといろいろ物色した結果、「防臭キャップ」という商品名で売られているものが、バスタブの排水出口と40mmの配水管にちょうどうまくはまるようなので購入。この商品、台所のシンクからの排水に使うためのものらしいが、使える物は何でも使う。
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床下の木材と給排水管が干渉しないようにうまく通り道を確保する。

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見よ、このアクロバティックな配管を!
# by katayama_t | 2010-09-13 22:07 | Construction | Trackback | Comments(2)
電気配線終了
ようやく電気配線が全て終わった。
間違いは無い自信がある。
使った電線の長さは500m超。内訳は、VVF2.0/2芯:250m VVF1.6/2芯:200m VVF1.6/3芯:70m という感じ。
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3路スイッチの配線が一番手間どったが慣れてしまえばどうということもない。
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フロアコンセントも難なく取り付けられた。
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次はいよいよ一番の難関「風呂工事」だ。現場でじっくりとプランを練ることにする。
# by katayama_t | 2010-09-08 22:42 | Construction | Trackback | Comments(0)


記録すること。すべて過ぎ去ってしまう前に。
by katayama_t
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