Katayama Takatoshi Weblog
階段型ガラス射込み
12月3日から4日にかけて階段型の作品にガラスを鋳込んだ。
体積を測るとガラスが約10kg入る計算だが、型が大きくて薄いため、半分ほどしか入らず残りのガラスは途中で追加投入することにしたが、これが思いの外大変だった。

夕方17:40に窯のスイッチを入れて、終わったのが翌朝の6:20。夜中の0時過ぎから30分ごとにガラスを投入することを8回繰り返した。850℃にまで上がった窯の扉を開けてガラスを入れるのは緊張する。つなぎ服の肘から下を水で濡らして、濡れタオルを巻き、濡れ軍手の上から革手袋、頭は帽子、顔は溶接用のフェイスシールドで覆って作業をするのだが、モタモタしていると腕を覆う水分が熱湯になりあっという間に火傷をする。30分ごとにタイマーをかけて仮眠し、体力を温存しながらどうにか終わった。
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これがこの個展で一番大変な作業であることを願う。
次は防火服が欲しい。

# by katayama_t | 2021-12-05 14:42 | Art | Trackback | Comments(0)
何も思い通りにならない
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2つ焼き上がった。こうしてみると素焼ではまったく縮まないことが分かる。これは乾燥さえうまく行えれば、素焼き中に歪むのは心配しなくて良いということだろう。上部に若干ヒビが入っているが、これは型込めの時の失敗。先端部分に手が届きにくく粘土を押し付ける力が甘くなった。

それにしても、素焼のこの色は如何ともしがたい。石膏や顔料などで着色しようと考えてはいるが、焼成後に素材の質感に手を加えることは、そもそものコンセプトである「素材も内側もありのままにすべて見せる」ということから離れていくというジレンマがある。これは素材そのものを工夫すべきだったのだろうな。買ってきた粘土をそのまま使わずに土や砂を混入して変化を出すとか……。
ここまでやってみるといろいろと見えてくるものがある。次は水簸前の原土とか、その辺に生えている草を混入するとか、もっと変な粘土で作ってみたい。

個展搬入まであと16日間しかないのに、まだ完成作品が1つしかない。気が変になりそうだ。作品のことが心配すぎてよく眠れないので、朝、久しぶりに海へ行った。風が強かったのと、波が良すぎた(上級者向けの波だった)ので、海には入らなかったが、少しは冷静になれた気がする。
今夜は一晩中素焼き。
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# by katayama_t | 2021-11-24 22:27 | Art | Trackback | Comments(0)
窯出し・微妙
午前中は授業。午後に作品を窯出しして、作品の2つ目を窯入れした。窯出しした作品は色が微妙だし、大きく割れが入っていた。なんとか修正がききそうだけど、2つ目と3つ目もこの調子なら大きく計画を変更しなければならない。ちょっと困ったが今考えてもしかたがないので、2つ目の焼成を確かめてからまた考えることにする。時間があれば2度焼きもありかも。どうしたものだろう……。
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午後は学生の研究相談や文章の添削などであっという間に夜になってしまった。ほとんど何も仕事していないと落ち着かなくて眠れないので昨日型取りした舟形の型を完成させる。あともう一つ作りかけてるけど、もう頭が働いていないし目も見えなくなってきているのでこの文章を書いている。
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もっともっと仕事がしたい。思い返せばイタリアで滞在制作していた時は本当に幸せだった。毎日美味しいものを食べて飲んで、やることは制作のみ。自分の限界も見えたし、それを乗り越えるために新しいこと、例えば油絵を描くのもとても新鮮な体験だった。
明日はラッキーなことに祝日。仕事ができる。
しかし、6月から取り掛かっていてまだこの進捗なのかと思うとどうにもやりきれない。

# by katayama_t | 2021-11-22 22:11 | Art | Trackback | Comments(0)
時間が許せば何度でもやり直したい
昨夜は銭湯から帰って、うっかりファイヤーフェスティバルのドキュメンタリーを見始めたら、あまりに面白くて最後まで見てしまった。スケールが大きな詐欺みたいなものなんだけど、たった一人の魅力的で病的な嘘つきに周囲が振り回される様子が実に興味深い。何か大きな事を起こす人間は多かれ少なかれ病的(サイコパス)なところがあるのだろうと思わせられる。やけに魅力的な人には注意したほうがいい。

今朝は3つ目の型を外す。慣れたものでまったく危ない感じがしない。ほぼ方法を確立した気がする。
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舟形の作品は、型を外す時に割れてしまった。耐火石膏は強度が低いのでこういうことが起きる。このままガラスを流すとヒビの跡が残るので、もう一度やり直し。これで6回目。石膏のゴミが増える。今度は、下に敷いたステンレス板にワックスを塗り、すべてのパーツに針金を入れて補強した。これでもダメなら今の自分の技術ではどうにもならないということなので一番マシだったもので妥協する。
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そろそろスケジュールがやばい。カレンダーを見るのが怖くて先延ばしにしてきたが、作業工程を確認して念入りにスケジュール管理をしないと間に合わない。もう1つガラスの作品が欲しいし、階段下はノープラン。展示するかどうか分からないけどドローイングの額装もしたい。

このblogは最近ほとんど読まれていないけど、時々非公開の記事も書く。
信頼できる友人にしか言えないようなこと、自分の個人的な想いを言葉にすることで客観視できて少し落ち着く。誰か安心できる人と話がしたい。その代わりかもしれない。

# by katayama_t | 2021-11-21 21:07 | Art | Trackback | Comments(0)
とにかく作らなければ
朝家を出てコンビニでオレンジジュースを購入。気の迷いでエクレアも買ってコーヒーを淹れて食べたが、案の定ちっとも美味しくなかった。不思議なほど何の風味もしない。自分で作る余裕があればいいのだが……。個展が終わったらいろいろやりたい。旅行にも行きたいし、お菓子も作りたい、パンもピザも焼きたい。パーティーがしたい。

今日は2つ目の型を外した。最初のものよりも型込めが明らかにうまくなってる。そうだろうとは思っていたし、最初のものを作り直せば良かったのだが、そういう時間も体力もなかった。一人でやれることの限界をいつも意識させられる。

舟形の作品の型取りがどうしてもうまくいかない。石膏で2分割すると天板に段差ができてしまう。天板と両側面で3分割して取る作戦に変更。最初からそうすれば良かった。
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窯焚きはゆっくりと6時間かけて380℃まで上げたところで混入したナイロン繊維が燃えている様子。白い煙が出ていたので、小蓋をあけたまましばらく放置する。500℃で煙が少なくなったので蓋を閉めて3本のスイッチを全部「強」にして800℃まで昇温して1時間温度をキープして自動OFF。

舟形の作品は、3分割した石膏型に蝋を流したが、蝋は固まる時に縮むのでどう工夫しても形が歪む。方針を変更して、原型から直接耐火石膏で型を取る方法にした。この方法だと型取り跡が残ってしまうが、形が歪むよりは良い。熱をかけて作るものは難しい。難しいから面白いのだけど。
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朝から夜までずっと働いているともう頭が動かなくなってくる。ワインを飲んだせいもあるかもしれないけど。
仕事を切り上げて近くの銭湯「ビバークランド」へ行く。まだ休業中だと思っている人が多いのか、土曜日だというのに空いていてとても快適。大学に戻って再びワインを飲みながらこのblogを書いている。

# by katayama_t | 2021-11-20 22:21 | Art | Trackback | Comments(0)


記録すること。すべて過ぎ去ってしまう前に。
by katayama_t
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