梅雨が上がらずぐずぐずした天気が続いているが、家造りは着々と進行。
大工さん達は屋根の野地板を張り、私は2階の根太のビス止めと鉋がけ。足場板が無いのでけっこう疲れる。
一日フルで働くと全身筋肉痛。
大工さん達は私が大工道具を一通り扱えると見るや、興味を持って熱心にいろいろ教えてくれる。削った鉋くずを見て、「たいしたものだ」と言われると半分はお世辞だとしても素直にうれしい。
休憩時間に大工さん達と話す鑿(ノミ)や鉋(カンナ)、砥石の話などはどの本にも載っていない話ばかりでとても面白く、もっといろいろ教わりたくなる。そういう私の反応を見て気をよくしたのか、私が「今までに良い砥石を使ったことがない」と言うと、ある大工さんが天然砥石を一つくれた。「梨地」という合わせ砥(仕上げ砥)だ。
すごく嬉しい。いっそこのまま大工の道に進んでしまおうか。