18日からクロッキーの授業を始めるが、もう何年も描いていないので教えられる気がせず、文房堂でやっているクロッキー会に申し込もうと電話するも、12月まで予約でいっぱいとのこと。焦ってネットで探すといろんなところでクロッキー会をやっていることがわかった。それで急遽今夜都内まで出てクロッキーをしてきた。もう何年も描いていないだけあって、かなりやばいレベルに腕が落ちている。もともとうまいほうではないので、これ以上腕が落ちるともう教えられない。
初めて行くクロッキー会は予約いらずの自由参加で今日は15名ほどの参加だった。皆顔見知りのよう。モデルさんも「勝手知ったる」という感じで何度も来ている様子。そういう意味では余計な緊張が無く良いのだが、しかし、その肝心のモデルさんが、どうにも気に入らず一向に身が入らない。別に体型がどうのとか、顔がどうのというのではなく、ポーズが気に入らないのだ。なんというか、いかにも『ポーズ』という感じで日展の絵画(見たことないけど)によくありそうな古くささを感じる。日展を見たこともないのにそこまで言うな、という声が聞こえてきそうだが(笑)、たぶん合ってる。根拠は希薄だが…。
正直に言ってポーズにセンスがない。これはおそらくモデルのせいではなく、描く側に求められた結果なのだと思う。そういう意味ではモデルはプロなのだと思う。しかし、いったん気に入らないと感じるとそのアトリエの全てがなんだか嫌になって来る。なぜか音楽が流れていたが、それにもだんだん腹が立ってくる。そんなわけで、無理矢理に描いてきたという感じではあるが、最後の方にはそれでも少し勘が戻ってきたような気がした。授業開始までにもう一度クロッキーをやろうと思う。今度は違うところで。