私の助手は3日に1日、数時間しか来ないという気まぐれであることが判明して、アテにしないことにした。しかし、考えてみれば今まで人に手伝ってもらった作品で良い作品はない。「切羽詰まっているときにしか手伝ってもらうことをしないから」ということもあるが、やはり制作には孤独が必要なのだ。周囲を気にせず自分と向き合う時間がたっぷり無ければ良い作品は産まれない。
今日は先日型込めしたものを取り出す作業。
石膏取りした雌型に粘土を込めていき、合わせ目に泥を塗ってから型を合わせる。先日はここまでやった。
2日間置いて、粘土が少し硬くなったところで、石膏型を繋いだスタッフをナイフで切って型を外すと、中からキレイに型取りされた粘土が出てくる。
さて、ここからが「制作」である。想像以上につまらない形なので、角材で叩いてつぶす。それでも全然面白くないので、切ったり貼ったりしてなんとかバランスをとり、終了。
無計画なので、明快さが足りないが、まあ、制作開始第1作目なんてこんなものだ。少しずつアイデアが出てきそうなのでこれから次々に作っていく。