飼いはじめてから飼い方を調べるというのは順番が間違っているような気もするが、何事も始めてみなければやる気が出ないので、鶏には申し訳ないがこれもまあ仕方が無いだろうと思う。
知の宝庫「図書館」に行ってきた。ところが、犬や猫に関する本は山ほどあるが、鶏に関する本はほんのわずか。鶏の隣の棚にはインコのコーナーがあり、その下にはミツバチの棚があり、そのどちらも鶏より充実しているように見える。一瞬「インコにしようかな……」とか「ミツバチもいいな」などと気が迷うものの、すでに鶏がいるので、目移りしてはいけないと自制して、役に立ちそうな2冊の本を借りてきた。
ぱらぱらと流し読みした程度でも、ある程度知識は入ってくる。本ってすごい。本によると鶏はどうやら何でも食べるらしい。ホームセンターには配合飼料というものが売っていて、遺伝子組み換えトウモロコシや、魚粉や、油かすや、貝殻や、米ぬかなどがバランス良く配合されていて、うちもとりあえずそれを使っていたが、何でも食べるとなれば今まで畑に穴を掘って埋めていた野菜くずや、出汁をとった後の鰹節や、米ぬかや、猫が残した煮干しの頭など、それから草刈りをした後に大量にでる雑草など、何でもかんでも鶏の餌にできる。野菜につく青虫やバッタなども大好物なので、害虫駆除も兼ねることができる。
本によると発酵飼料を作ると良いということのようだが、出来るところから無理せずやるということが生活においては大切なので、まずはできるところから。
ゆくゆくはヒナをかえして循環させられるところまで行きたい。