香取80のファンになって、とうとう6本入りのケース買いをするようになった。今まで続けて同じ日本酒を買うようなことも無かったのだが、この酒には、すっかりはまってしまった。一升1953円という値段も良い。それにしてもこの美味さはいったいどうしたことかと思い、製造元の
寺田本家のホームページを見ていたら、発芽玄米で造った「むすひ」という酒があって720mlで997円とちょっと高めだが、精米歩合100%とか、発芽玄米とかなにやらタダ者ではないような匂いがぷんぷんするので買ってみた。
いざ開けようとすると、開栓注意!!となっていて、ゆっくり開け閉めを繰り返してガス抜きをしないと吹きこぼれて中身が半分くらいになることがある、なんて恐ろしいことが書いてあるのでそろりそろりと開けると、シャンパンのようにプシュッという音と共に泡が立つ。瓶の底には酵母が溜まっているのでゆっくり瓶を揺すりながら注ぐととても良い香りがする。
飲んでみると、アルコール度数が低いせいか、あっさりしたジュースのような感じだ。ちょっと拍子抜けしたが、また口にしたくなるような味なので杯を重ねていくといつの間にか酔っぱらっていた。アルコールを飲んでいるという感じはしないが、杯を重ねるごとに美味さを感じてくる。
クセになりそうで、ちょっと危険だ。高いからもう買わないが、また飲みたくなるのだろうという気がする。…っていうかすでにまた飲みたくなってる。日本酒だと思うから高く感じるのだ、ワインだと思えば安いので、たまに買って飲むことにしよう。