iPhone便利だ。とても便利。
iPhoneを使い出してからパソコンを開く回数が減り、手帳を持ち歩かなくなった。手帳はiPhoneのカレンダーとメモ帳でとりあえずは用が足りるし、調べ物もメールチェックもiPhoneで済んでしまうので常にパソコンを開いておく必要がない。
今まではいちいち立ち上げるのが面倒だからMacBookの電源を切らずに常にスリープ状態で持ち歩いていたが、これからは電源を落としても特に不便は感じないだろう。使い始めの頃はiPhoneのメール機能に問題があると思っていたが、メールも一応プッシュ式だということがわかった。
しかし、不満が無いわけではない。
標準で搭載されているブラウザ「Safari」である。表示は早いがFlashもJavaも読み込まないし、よく落ちる。かといってFirefoxなど他のブラウザはAppleがライセンスを許可しないようなのだ。
他のブラウザが乗せられないのは今後ちょっと問題になるかもしれない。
米国Mozilla Corpの新CEOであるJohn Lilly氏は、Appleのやりかたについて明らかな不快感を示している。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20376076,00.htm
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「Appleが出しているライセンスの関係上、我々はFirefoxをiPhoneに載せるためのSDKを得られていない。だからiPhoneはウェブではない。オープンなウェブは、誰かを怒らせることを気にしなくてもいいし、とにかくやってみればいい。ライセンス料も発生しない。とにかくアプリを開発すればいい。我々はビジネス上敵対的でないプラットフォームに注力していく」(John Lilly氏)
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開発中のFirefox Mobileの対応OSはWindowsとリナックスで、Flashに対応する予定だそうだ。
Appleが他社を排除する戦略に出ていることは、もしかしたらAppleにとっても他企業にとってもユーザーにとっても不幸な結果をもたらすかもしれない。