何も考えずに作っていたら似たような作品ばかりになってきたので、今日は全体のバランスをみて少し大きめで直線的な作品にとりかかった。
黒板にチョークで作品の形を描き、描いては5mほど離れて見て、修正し、また離れて、と延々と繰り返しながら少しずつ形を決めていく。形が決まったらその上に紙を張り、マジックでトレース。トレースしたものを定規で測り、図面に起こしてシナベニヤ板を切り、ボンドで組み立てる。板の段差をサンダーで落としてから、離形剤にリンレイの床用ワックスを塗る。
リンレイの床用ワックスは20年ほど前には飴色をしたドロドロの液体だったのだが、十数年前に白いサラサラの液体に変わってしまった。昔のドロドロなら一回塗れば離形処理が済んだのだが今のサラサラは3回くらい重ね塗りしないと不安なので今日2回塗ってあとは明日。
抜け型になっていないので型取りが手間だなこれ。
いつもは抜け型になっていなくても構わず全体に石膏をかけて、原形を外すときは石膏型を割って外すという荒技を使うのだが(笑)、粘土を込めてから急いで乾燥させる必要があるので型がパーツに分かれていた方が都合がよい。明日中に型ができれば良しとしよう。