Katayama Takatoshi Weblog
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梅仕事
今日は梅仕事の日。
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長い間手入れされていなかった梅の木の枝を落として梅を収穫した。来年の春には様子を見ながら枯らさない程度に幹を切り落とし、もう少し背丈を低くして、梅が取りやすいように樹の形を整えようと思う。
梅干しと梅ジュース、梅酒を作る予定。

午後には散歩がてら、裏山でログハウスを作ってる工藤さんのところへ。
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工藤さんは都内で会社員として働きながら、休日だけ通ってたった一人でログハウスを作っている。その場に生えていた杉を切り倒して根を掘りおこし、チェーンソー1本で製材してここまで作ってしまった。作り始めてから約6年。たった一人でここまでやるのは気の遠くなるような作業。ものすごいパワーである。これを見ると私などは棟上げまで大工さんにやってもらったし、クレーンやらショベルカーなどの重機も使ったので「自分で家を作ってます」なんて恥ずかしくて言えないな、といつも思う。

その後、山に入り、杉の倒木を切ってきて薪作り。山の急斜面で材木を担いで昇ったり降りたりするのは重労働だが、こういう仕事はまったく苦にならない。山に入って目一杯働くと身体がとても気持ちいいし、作った薪で焚いた風呂がまた格別である。

身体を動かすという点では運動も同じだが、私は日本の学校で行われている「スポーツ」というものが嫌いだ。たかが玉遊びなのに、大人に大きな声で怒鳴られたりする意味がまったくわからない。子どもの頃は「競争」という概念が理解できずに、運動会でニコニコと笑いながら走っていてよく叱られた。まったく楽しくないし、思い出すと今でも腹が立つ。しかし、学校ではどういうわけかスポーツが奨励されていて、中学生にもなると土日の日中はほとんど部活動に費やされる。まったくくだらない。

そんなことをやるよりも、子どもたちは山仕事や畑仕事などをもっとやったほうが良いと私は思う。

最近、里山保全やら日本文化の継承やらと、失われつつある日本文化を見直す動きがある。それはそれで結構なことだと思うが、本気で取り組もうと思ったら子どもたちにスポーツなんてやらせている場合ではないのではないか。子どもたちは大きな労働力になるし、子どもたちにとっても自然の中で、自然と格闘しながら汗を流す経験はかけがえのない宝物になると思う。何より、薪割りや焚き火、土の上で虫や雑草にまみれながら植物を育てることはとても楽しい。スポーツなんてやらせている暇があったら子どもたちにそういう楽しさを伝えていかなければいけないと思う。

20世紀は人と人とのコミュニケーションに焦点をあてた時代だったが、これからは人と自然のコミュニケーションが大切になっていく時代だ。そうならなければ未来はない。
by katayama_t | 2014-05-25 21:04 | Life | Trackback | Comments(0)
八十八夜は過ぎたけれど
昔はこの時期に一家総出で汗だくになりながら1年分のお茶を作ったらしい。今はもう作らないからと言って隣のおばあさんからお茶の葉を頂いたので、人生初のお茶作り。

作り方がよく分からないが、蒸してもんで乾かせば良いのだろうと思い、フライパンで熱してから、蓋をして蒸して、もんで、熱して乾かし、またもむことを3回ほど繰り返して完全に乾かす。もんでいた手からお茶の良い香りが立つ。おもわず両手を鼻に当てて何度も何度も深呼吸。

出来たてのお茶はとても美味しい。今まで飲んだことの無い種類の何とも言えない美味しさ。昔はどこの家でも当たり前にやっていたのだろうが、もう今は廃れてしまったこういう素晴らしいものは他にもたくさんあるのだろう。少しずつ引き継いでいきたいと思う。
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by katayama_t | 2014-05-14 23:40 | Life | Trackback | Comments(0)
一番乗り!
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大学のゴミ捨て場に捨てられていた木の机を拾ってきた。シミや傷がたくさんあり、誰も見向きもしない汚い机だが、サンドペーパーをかけてあげただけで見違えるような立派な机になった。

無垢の木材を使用した机は、修理が利くので寿命が長い。汚れたら表面を削れば真新しい木目が出てくるし、ほぞが緩んできたら新たにくさびを入れるか、足の付け根に補強を入れれば良い。

こういう立派なものをゴミに出してなんとも思わない人は、心のどこかが軽く壊れている。
by katayama_t | 2014-05-12 17:59 | Life | Trackback | Comments(0)
ゴールデンウィークという名の何か
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まったく休みがない連休が終わった。

昨日は「いちはらアートミックス」で指輪ホテルの公演を観た。鉄道車両や外の風景を存分に活かした演劇は、特に新しくはないが素晴らしかった。「新しい」必要なんて無いのだ、芸術というものは常にその場その時間に1回限り生まれていくものなのだと改めて思わせられた。技術や手法が新しいなんていうものはありふれているし、すぐに陳腐化する。問題は考え方であり中身なのだ。そういう意味であの演劇は素晴らしかった。ラストシーンの美しさには思わず涙が出そうになった。おおげさに言えば生きることの意味を味わうことができた。

そして今日は朝8時に子どもたちを連れて家を出て、10時に千葉市美術館で作品セッティングをして午後から車で上野の国立博物館へ「キトラ古墳展」を観に行ったが、観覧までに80分かかると言われ、あっさりあきらめ、バルテュスをちら見してから上野動物園へ。パンダや象や猿、キリンなどを見て、帰りはアクアラインを飛ばして家に着いたのが4時半。コーヒーを飲んでから混合ガソリンを買ってきて薄暗くなるまで草刈り。

それにしても、キトラ古墳展がものすごく混んでいたが、皆あんなもののどこが面白いのだろう? 人に見せることを前提としない絵や彫刻というものは、私にとっては重要なテーマだからぜひ見たいと思うが、並んでいたあのたくさんの人たちはいったい何を思って見に行くのだろう?

似たようなことを正倉院展の時にも感じる。金や銀や宝石などをあしらっていない木や紙や布でできたあんな古めかしいものをありがたがる国民性っていったい何だろう? わびさびの世界に通じるのはもちろんだが、それだけではなくて、日本という国は結局根無し草的なところがあるのか、自分たちのアイデンティティを常に探し求めているような気もする。古墳や正倉院を見ると、今の韓国や中国の影響は甚大である。そこを知るだけでもこの訳の分からない古いモノ好きの国民性は価値があるのかもしれない。
by katayama_t | 2014-05-06 20:39 | Art | Trackback | Comments(0)


記録すること。すべて過ぎ去ってしまう前に。
by katayama_t
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